信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)はクレカやローンの審査に影響する?
信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)はクレカやローンの審査に影響する?
2025/01/28
2025/01/28
自身の支払い能力における信用情報を指数であらわす、「クレジット・ガイダンス」。日本版の「信用スコア」とも呼ばれています。
2025年4月1日以降、信用情報機関である株式会社シー・アイ・シー(CIC)に加盟するクレジットカード会社やローン会社へ「クレジット・ガイダンス」の開示が予定されています。このことは与信審査にどのような影響を及ぼすのでしょうか。クレジット・ガイダンスで提供される情報と、与信審査の関係について解説します。
信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)はカードやローンの申し込み審査に影響する?
信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)はカードやローンの申し込み審査に影響する?
信用情報機関CICが保有する信用情報を分析し、クレジット(信用販売)に関する客観的な取引事実をもとに算出した「指数」と、その「算出理由」が、「クレジット・ガイダンス」です。このクレジット・ガイダンスの指数は、日本版の「信用スコア」とも呼ばれています。
2024年11月のサービス開始以降、消費者は、所定の手続きを行えば自身のクレジット・ガイダンスを確認することができるようになりました。加えて2025年4月1日以降は、CICに加盟するクレジットカード会社やローン会社への提供が予定されています。
つまり、2025年4月1日以降、クレジットカード会社やローン会社は、与信審査における判断材料が新たにひとつ増えることになります。
▼クレジット・ガイダンスについてはこちらの記事で解説しています
クレジットカードやローンの与信審査ではさまざまな情報を精査
クレジットカードやローンの与信審査ではさまざまな情報を精査
クレジット・ガイダンスの指数は、CICに登録されている信用情報から、客観的な5つの取引事実(支払い状況、残債額、契約数、契約期間、申込件数)を分析して算出される、最小200~最大800までの3桁の数値です。
クレジットカード会社やローン会社はそれぞれの会社ごとに独自の審査基準を有しています。重要視する情報や基準も違うため、各社でさまざまな情報を精査して、クレジットカードやローンの審査や与信額を設定するのが一般的です。
そのため、クレジット・ガイダンスは審査材料のひとつになると考えられます。ただし、審査を行う上での要素のひとつとしてクレジット・ガイダンスを用いるのか、また、審査でクレジット・ガイダンスにどの程度の比重を持たせるかなどは、カード会社やローン会社ごとに対応が異なるでしょう。
▼クレジットカードの審査についてはこちらの記事でも解説しています
信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)が利用されるのは与信審査のみ
信用スコア(クレジット・ガイダンスの指数)が利用されるのは与信審査のみ
前述した通り、2025年4月1日以降はCICに加盟するクレジットカード会社やローン会社は、クレジット・ガイダンスを確認できるようになりますが、クレジット・ガイダンスは提供先や利用目的が限定されています。
提供先は、消費者のほか、CICに加盟するカード会社やローン会社などで、その中でも消費者がクレジットカードやローンの申し込み・契約をした会社にのみ提供されます。さらに、利用できるのは、与信審査(支払い能力の審査)のみです。
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