日中のお茶席プランでは、紅葉の庭に佇む「雲居庵」を貸し切り、抹茶をご提供。風流な土間の茶席からは、400年の歴史を物語る臥龍廊や庭園の眺望が楽しめます。
天目台にのせた茶碗で供えられた抹茶をいただきながら、「抹茶がおいしいね」「庭の眺めが素敵」と語る声。紅葉に染まる庭を前に、ゆったりと寛がれる様子が印象的でした。

豊臣秀吉公の正室、北政所（ねね）が創建した高台寺には、桃山時代の絢爛たる文化が今も息づいています。
2024年は、北政所がご逝去されてから400年という節目の年。
雲居庵では、特別に高台寺に所蔵される北政所の小袖（復元）が展示されました。
参加者の方々は、小袖の前で記念撮影を楽しまれたり、「ねねさんの身長は？」「小袖の重さは？」といった質問をされるなど、桃山文化の美に深い関心を寄せられていました。

夜間のライトアッププランは、ロゴ入り提灯を持つスタッフのエスコートで、並ぶことなくスムーズに入場できます。
最も人気を集めたのは、毎年テーマを変えて演出されるダイナミックなプロジェクションマッピング。方丈前の白砂には、「祈り」をテーマにした幽玄な世界が、鮮やかな映像と立体感ある音響で表現され、圧巻の美しさです。
また、水面に紅葉が映り込む臥龍池や、神秘的な光の玉が降り注ぐ竹林も大好評。
「吸い込まれるように美しい」「すごく綺麗。神秘的」と感動の声が広がり高台寺の夜を満喫されていました。

イベント期間中、雲居庵の庭には特別に、ブルー・ボックスライトが灯され、幻想的な光景が広がりました。青い光が紅葉の鮮やかな色と相まって、庭の美しさを一層引き立て、訪れる人々を魅了しました。
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