日本ゴルフ界が誇るレジェンドである青木功プロは、参加者に気軽に声をかけながら、わかりやすい言葉でアドバイスをされました。「洋芝はボールが少し沈むから、ダフるように打ってごらん」と声を掛けられた、はじめて北海道の洋芝をプレーした参加者は、青木功プロのアドバイスの直後、目の覚めるようなナイスショットでグリーンをとらえていました。また、ドライバーでOBを打った方は「最後まで左手でクラブを持っててごらんよ」というアドバイスをもらうと、250ヤードを超えるスーパーショットを披露し、「ゴルフを20年やっているけど、こんな球打ったことありません」とご本人が最も驚いていました。

1990年に開場した「ザ・ノースカントリーゴルフクラブ」は青木功プロが設計したコースで、日本初となるオールベント芝を採用したゴルフ場です。「ここはオーガスタナショナルゴルフクラブでも使っている5種類の洋芝を使っているんです」という設計者ならではの話や、勝負の分かれ目となる16番ホール以降について、「16番の池から出た水蒸気が空まで上がって風が舞う。だから16番と17番で風の向きが違う。それがドラマを生むヒミツです」と教えてくれました。長年ゴルフをプレーされている方にとっても、設計者と一緒にコースを歩ける体験は一生に一度の経験だったと思います。

今回のイベントでは青木功プロとの「Meet & Greet」の機会が提供されました。ツーショットで記念写真の撮影をすることができ、歓声が上がるほど盛り上がりました。青木功プロからの、長くゴルフを楽しむための金言に皆さん深く感心していました。
「ゴルフは心技体ではなく、体技心です。体が健康じゃないと技も身につかないし、メンタルも強くなれません。その基本は歩き方です。歩くときに下腹部に力を入れてカカトから踏み出して歩くと、私みたいに80歳まで健康でいられますよ」
コースを後にする際は笑顔を見せてくれた方もいれば、青木功プロのファンだという方は目に涙を浮かべて感動していました。参加されたカード会員様のゴルフ人生にとって忘れられない1日になったことでしょう。