インタビュー:I ニッテン配合飼料 標茶営業所長 猪野 秀吾様 I I KI代表取締役社長 木並 伸一様 I
インタビュー:I ニッテン配合飼料 標茶営業所長 猪野 秀吾様 I I KI代表取締役社長 木並 伸一様 I

 アメックス「企業間決済サービス」が果たす役割

 

ー 飼料販売会社と畜産農家が語るメリット ー

畜産農家、アメリカン・エキスプレス(以下、アメックス)。実はこの両者の間には、切り離すことのできないつながりがある。アメックスのビジネス・カードの加盟店であるニッテン配合飼料(日本甜菜製糖飼料事業部。以下、ニッテン)の標茶営業所長・猪野秀吾氏と、実際にアメックスのビジネス・カードを通して企業間決済サービスを活用している北海道川上郡標茶町(しべちゃちょう)のKI代表取締役社長・木並伸一氏に話を聞いた。はたしてアメックスの企業間決済サービスは、ニッテンのビジネス戦略と畜産農家の経営にどのようなメリットをもたらしているのだろうか。

※「加盟店」とは、アメックスと契約し、アメックスのオンライン請求システムを通じて商品やサービスを販売する許可を得た法人・個人事業主のこと。「ビジネス・カード」とは、主に中小企業・個人事業主向けに「企業・法人」単位で発行されるクレジットカードで、ビジネスでの取引や、経費精算などに使用できる。

道東の街・標茶町で信頼関係を築いてきた2社

 

    ー まずは、それぞれどのような事業をされているのか教えてください。

 

猪野(ニッテン) ー 当社は北海道を中心に、牛の栄養生理学をベースとして独自に研究開発した飼料を製造・販売しています。砂糖製造の過程で生まれた副産物を有効活用し、また食品産業で培った研究と合わせて開発に当たっています。

 

木並(KI) ー 当社では、搾乳用のホルスタインや食肉向けの和牛などを約2000頭飼養しているほか、仔牛の哺育事業も行っています。スタッフは22名、北海道標茶町に約280ヘクタールの広大な土地を擁し、酪農と畜産のハイブリッド経営をしています。

 

猪野(ニッテン) ー 私がKIさんを担当して3年ほどになりますが、会社としてはもっと前から、飼料の納品をはじめ長いお付き合いをさせていただいてきました。今では、標茶営業所内で上位の販売量となっているお客様です。

 

木並(KI) ー  地元に飼料のストックヤードを持っていることが、ニッテンさんの大きな強みですね。牛の飼料がなくなったときも、連絡すれば即対応していただけるので、万が一の備えとしても心強い存在です。また、何といってもニッテンさんは砂糖のメーカーである日本甜菜製糖さんの一部門ですから、そのノウハウを生かして質のいい飼料を提供してもらえます。猪野さんが所長に就かれて以降、当社では飼料はすべてニッテンさんから仕入れています。

KIの農場に並ぶ、ニッテンの飼料タンク
Livestock eating feed

KIの農場に並ぶ、ニッテンの飼料タンク。上部から飼料を投入して保管し、給餌の際に下部から取り出す仕組み



アメックスの加盟店になる「3つのメリット」

 

 

    ー 今、畜産農家はさまざまな課題に直面していると伺いました。

 

猪野(ニッテン) ー 畜産農家の方々のお話を伺うと、ここ数年で飼養する牛の頭数が増えており、これまで以上に忙しく過ごされているように見えます。そんな皆さんに対して、経営上のサポートとなる新しい選択肢をご提案できないか。そう検討した結果、アメックスのビジネス・カードで飼料の仕入れをしていただければ、決済に関する事務手続きの軽減やポイントの獲得につながり経営サポートになると考え、アメックスのビジネス・カードをお勧めするようになりました。

 

木並(KI) ー 円安や資材をはじめとする物価の上昇に加え、人材不足や高齢化もあって、畜産農家は非常に厳しい経営を強いられています。2022年は何とか乗り越えましたが、最近も円安は収まらず、それどころか電気代がさらに上昇しています。畜産農家としてだけでなく、生活者としての家計も強く圧迫されていると日々感じています。そうした中で当社も、10年ほど前に法人化して以来、さまざまな経営努力を行ってきました。とくに農機具代と飼料代は一度に多額の決済が生じるので、支払いに手間がかかります。しかし、昨年から仕入れや経費精算などにアメックスのビジネス・カードを使うようになり、ニッテンさんとの間に企業間決済サービスを活用し始めました。スムーズに決済できて、非常に便利です。

 

猪野(ニッテン) ー 当社は、畜産農家の方々のパートナーとしてどんな価値を提供できるか、つねに考えています。その有効な手段として、アメックスの企業間決済サービスに着目しました。

 

    ー アメックスの企業間決済サービスを導入することで、それぞれどのようなメリットがありましたか?

 

猪野(ニッテン) ー アメックスのビジネス・カードでの支払いを受け入れる加盟店になることは、当社にとっても大きなメリットがあります。それは3つあり、1つ目は与信管理です。新規取引を始めるに当たり、取引先様の与信審査に時間と労力がかかっていましたが、加盟店になったことで、取引先様はアメックスの審査を経た企業となるため、与信業務が軽減し、安心して早期に取引を始められるようになりました。

 2つ目は、回収業務です。遠方の取引先様への集金業務がなくなったり、決済の承認が出た取引はアメックスが入金を担保してくれるので入金遅延の心配がなくなったりと、回収業務の効率が上がりました。それにより、当社の営業担当者が、本来の業務である新規顧客開拓や取引先様との関係性づくりに専念できます。ご興味をお持ちのお客様には引き続き、積極的にアメックスのビジネス・カードによる支払いをご案内しています。

 3つ目は、顧客満足度の向上です。前述しましたが、お客様の支払い方法の選択肢を増やすことはお客様に利便性を提供することになり、顧客満足度につながっていると感じています。

 

木並(KI) ー 以前利用していた口座振込による決済方法では、1日の利用限度額が数百万円までと制限されていました。飼料代には月に1000万円単位の支払いが必要ですから、数日に分割して入金する手間がかかっていたんです。しかし、アメックスのビジネス・カードを使えばごく簡単かつ安全に決済でき、ストレスがなくなりました。銀行口座に入金さえしていれば決済できるという安心感もあります。今後も取引実績を積み重ね、会社として信用力を高めていきたいと思います。

 

猪野(ニッテン) ー ここ数年でとくに、畜産農家の方々の間でアメックスのビジネス・カードの利用が広がっているように感じます。また「経費精算だけでなく、飼料の購入をはじめとした仕入れにもビジネス・カードを使いたい」という声が増えているのが印象的です。経営をよくしようと皆さんが努力される中、これまで以上に経営管理が重視されているのでしょう。

Japanese businessmen on green field


苦境に立ち向かう畜産農家に飼料販売会社ができること

 

    ー 畜産農家が、積極的に経営体制を整える傾向にあるということでしょうか。

 

猪野(ニッテン) ー 畜産農家当たりの牛の飼養頭数は、今後も増えていく流れにあると感じています。より効率的な経営が求められるわけですが、「効率的」とはどういうことか、これからより重視されるようになるでしょう。

 

木並(KI) ー 私も経営の強化を図りたいと考えて、アメックスのビジネス・カードを活用することにしました。キャッシュレスの便利さを一度体験すると、その使い勝手のよさを実感しますし、「もう一勝負できる!」という気持ちが湧いてくるようになりました。アメックスのビジネス・カードを通じて取引先様との関係性を広げ、多くの方々とつながりをつくっていくことで、私自身も次のステップへ進めるのではないか。そう期待しています。

 これからの畜産農家は、ほかの人と同じことをやっても生き残っていくことはできません。世の中の動きを見ながら新しいことにチャレンジしてこそ、未来の畜産の可能性を引き出せると感じています。例えば海外視察もその手段の1つで、自分とは違うタイプの畜産農家から刺激をもらうことで、新しいアイデアを生み出せると思います。

 

猪野(ニッテン) ー 木並さんもおっしゃったように、今、畜産業界は変革の時期を迎えています。売り手がアメックスの加盟店になり、買い手がアメックスのビジネス・カードを活用することが、変化に向けて歩み出す1つのきっかけになるかもしれない。もちろん当社にとっても、アメックスの企業間決済サービスはビジネスを大きく動かすために必要不可欠だと考えています。

 

※アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードの与信枠はお客様によって異なります。与信枠のご確認はアメックスまでお問い合わせください。


出典:2023年9月8日「東洋経済オンライン」に掲載された記事広告

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