サンクコストとは?ビジネスでの事例と注意点

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2024/06/07  

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サンクコストとは?ビジネスでの事例と注意点
サンクコストとは?ビジネスでの事例と注意点

サンクコストとは

 

サンクコストとは

 

サンクコスト(Sunk Cost)とは、直訳すると「沈んだコスト」という意味です。先行して資金や労力、時間を投資したのに、回収できる見込みのないコストを意味するコトバで、「埋没費用」「埋もれたコスト」とも言われます。

 

たとえば、新規事業立ち上げのために数カ月間新しくオフィスを借りてリサーチやサンプル制作などの準備していたものの、事業化を踏みとどまり撤退する場合は、オフィスの賃料や数カ月分の人件費・経費などがサンクコストになります。

サンクコストによる悪影響

 

サンクコストによる悪影響

 

サンクコストは、経営判断の意思決定に影響を与えることがあります。

 

せっかくお金や労力、時間を投資したのだからもったいない、投資分を取り戻したいという心理が働いて合理的な決断ができず事業を継続し、損失をさらに広げてしまう可能性があるのです。これを「サンクコスト効果」と言います。

 

ビジネスシーンだけでなく、日常生活でもサンクコスト効果に陥ることがあります。せっかく買ったのだからと、着ない衣類や使わない家電製品などを捨てられず、家のスペースを圧迫するなどです。

 

また、サンクコスト効果によく似た心理現象に、超音速旅客機コンコルドに由来する「コンコルド効果(Concorde Effect)」というものがあります。

 

多額の費用をかけ開発したコンコルドですが、燃費が悪く定員も少なかったため、ユーザーニーズに合わないと各航空会社からの受注キャンセルが重なりました。そして結局28年の就航期間で採算ラインを上回れずに、巨額な出資金が失われました。このように、継続が損失につながると理解していても、過去に囚われて投資をやめられない状態に陥ってしまうことを、コンコルド効果と言います。過去に対してもったいない、という心理が働くのがサンクコスト効果、過去にこだわりすぎることで損失につながるのがコンコルド効果です。

 

健全な経営には、目先のサンクコストに惑わされず、次に進むための合理的かつ前向きな経営判断が求められます。サンクコストを過大視せず、仕切り直しを図るタイミングを見極める力が必要になるでしょう。

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