経常利益とは?営業利益や純利益との違いも計算式をもとに解説
経常利益とは?営業利益や純利益との違いも計算式をもとに解説
2024/06/21
2024/06/21
経常利益とは
経常利益とは
「経常利益」とは、日々の事業活動によって得た利益を指すコトバです。経常利益には、本業のサービスや商品を売り上げて得た利益だけでなく、本業以外の損益も含まれます。たとえば、保有する不動産からの家賃収入や資産運用で得た利益/損益などです。
継続的に発生する利益や損失が対象なので、固定資産の売却や災害による損失など、例外的に発生した特別な利益/損失は経常利益には含めません。
「営業利益」と「経常利益」と「純利益」はどう違う?
「営業利益」と「経常利益」と「純利益」はどう違う?
一定期間内における企業の収益と費用がまとめられた「損益計算書」を見ると、さまざまな種類の「利益」が登場します。中でも、「営業利益」「経常利益」「純利益」は、違いが分かりづらく、まぎらわしいと感じやすいコトバです。それぞれの違いを簡単に紹介しましょう。
・営業利益
企業の主となる事業によって得た利益。
【営業利益の計算式】
営業利益=売上総利益(売上高-売上原価)-販売費および一般管理費(販管費)
売上総利益についてはこちらの記事で解説しています
販管費についてはこちらの記事で解説しています
・経常利益
営業利益に加えて、預貯金の利息や有価証券の配当/売却益など、本業以外の事業で得られた営業外損益も含めた利益。
【経常利益の計算式】
経常利益=営業利益+営業外利益-営業外費用
・純利益
事業で得られた利益に加え、例外的に発生した特別利益や特別損失、税金なども加味した企業の最終的な利益。
【純利益の計算式】
順利益=企業の全収入-企業の全支出
これらの利益の中では、日常の損益がわかる「経常利益」を追うことで、企業の経営状態や収益力を把握しやすくなります。たとえば、売上高に対する経常利益の割合を示した「売上高経常利益率」を求めると、企業の収益性を計る尺度になるでしょう。ただし、国際的に通用する会計基準である「IFRS(国際会計基準)」や、アメリカ合衆国の財務会計で利用されている米国会計基準には、経常利益という概念は存在しません。理由のひとつとして、国際会計基準や米国会計基準においては、特別損益が認められていないからと言われています。
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