ビジネス・カード(法人カード)とコーポレート・カードとの違いとは?
ビジネス・カード(法人カード)とコーポレート・カードとの違いとは?
2024/06/21
2024/06/21
ビジネス成長の一助となるビジネス用クレジットカードについて知ろう
ビジネス成長の一助となるビジネス用クレジットカードについて知ろう
業務効率化やキャッシュフローの改善に役立つビジネス用のクレジットカードは、「ビジネス・カード」「法人カード」「コーポレート・カード」などの名称で呼ばれています。では、それぞれどう違うのでしょうか?これらの特長を正しく理解することが、事業により適したカードを選び、ビジネスに役立てるための一歩となります。
今回は、カードごとの特長を解説しつつ、個人事業主や中小企業経営者におすすめしたいクレジットカードと、そのメリットを紹介します。
「ビジネス・カード」「法人カード」「コーポレート・カード」の違い
「ビジネス・カード」「法人カード」「コーポレート・カード」の違い
「ビジネス・カード」と「法人カード」は、呼び方は異なるものの、どちらも個人事業主や中小企業が事業で利用するためのクレジットカードを指すことが一般的です。アメリカン・エキスプレスでは、このようなカードは「ビジネス・カード」と呼ばれており、主に経費や仕入れなどの支払いに利用されています。
その一方、主に中堅・大企業で従業員が利用する事業用のクレジットカードは「コーポレート・カード」と呼ばれ、従業員の経費精算の簡素化や、経費利用の可視化に役立つとされています。
対象企業 | 主な利用目的 | |
ビジネス・カード (法人カード) | 個人事業主 ・中小企業 |
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コーポレート・カード | 中堅・大企業 |
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対象企業 | 主な利用目的 | |
ビジネス・カード (法人カード) | 個人事業主 ・中小企業 |
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コーポレート・カード | 中堅・大企業 |
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個人カードとの違いはこちらで解説しています
「法人カード(ビジネス・カード)とは?個人カードとの違いやメリットを解説」
「ビジネス・カード(法人カード)」と「コーポレート・カード」、どちらに申し込むのが良いか悩む場合は、カードの利用目的と合わせて、クレジットカード会社に相談してみましょう。
参考:アメリカン・エキスプレス「新規カードお申し込み 専用窓口」
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード一覧」
ビジネス・カード(法人カード)のメリット
ビジネス・カード(法人カード)のメリット
個人事業主や中小企業経営者が事業で利用するクレジットカード加入を検討している場合、「ビジネス・カード(法人カード)」に申し込むことになるでしょう。そこで、ビジネス・カードの利用によって得られるさまざまなメリットを解説します。
1. キャッシュフローの改善
ビジネス・カードを利用する大きなメリットのひとつが、事業のキャッシュフロー改善が期待できることです。
仕入れなどでビジネス・カードを利用した場合、支払い先が数社にわたったとしても、実際に支払いを行う日は、クレジットカードの支払日のみです。そのため、「支払先への毎月の支払日=ビジネス・カードの支払日」と支払日が固定され、実際の支払日(引き落とし日)まで猶予期間を設けることができます。
実際の支払い日までの期間を十分に確保できれば、資金の調整期間も生まれます。また、カード会社によっては、分割払いやリボ払い、カードローンなど支払い方法を選択できる場合もあります。
2.業務とプライベートでの支出の分離
個人事業主や一人会社(従業員を雇っていないオーナー単独経営会社)の場合、ビジネスパートナーとの会食の支払いに、プライベートでも利用しているクレジットカードを使用している人もいるでしょう。この場合、業務上の出費かプライベートの出費か、都度明細をチェックする手間が発生してしまいます。
そんな場合も、事業用のビジネス・カードを利用すれば、事業での支出とプライベートの支出を明確に分離することができ、毎月の経理業務に加え、確定申告や財務諸表の作成を行う際の手間を削減できます。
3.経費精算・会計処理の効率アップ、経費の節約
カードの利用情報を会計ソフトに連携させることで、経費の仕分けも自動化できるようになります。それだけでなく、金額の入力ミスなどのヒューマンエラーを防げる、個人事業主の場合は確定申告の計算の手間を軽くできるといったメリットも。従業員の出張時などにビジネス・カードを利用すれば、経費処理や仮払い処理も不要となり、業務の効率化に役立ってくれるでしょう。
また、ビジネスでは、仕入れなどをはじめ、複数の会社と取引することになります。前述したとおり、ビジネス・カードを利用すれば、取引先が多岐にわたった場合も、支払いは月に一度、クレジットカード会社への支払いのみで完結できます。そのため、支払いの振込手数料も節約できるなど、手間だけでなく経費節約という面からも貢献してくれるでしょう。
ほかにも、備品購入の割引や、会計処理などビジネスソフトやキャッシュレス決済機器の優待も、上手に活用することで経費節約につながります。出張時には、空港のラウンジ利用優待や旅行傷害保険なども活用することができるでしょう。
4.福利厚生の拡充
多くのビジネス・カードには、福利厚生の拡充にもつながる特典やサービスが用意されています。
たとえば、国内外20万カ所以上の施設を特別料金で利用できる、福利厚生プログラム「クラブオフ」。基本カードはもちろん、追加カードでも利用できます。宿泊施設の割引などの付帯特典もあるので、福利厚生の一環として利用できるようになれば、従業員のモチベーションアップにもつながるでしょう。
5.支払い金額に応じたポイントを獲得できる
ビジネス・カードでも、支払い金額に応じてポイントを獲得できることが一般的です。獲得したポイントで備品購入ができたり、支払い金額に充当したりすることも可能。年会費の支払いにポイントを利用できるケースもあります。
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードのメリット
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードのメリット
アメリカン・エキスプレスには、3つのビジネス・カードがあります。
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーン・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード
- アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
個人事業主や中小企業をサポートするさまざまなサービスが充実しており、活用シーンも多岐にわたります。ここでは、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードを作るメリットについて、詳しく解説します。
1. 起業後すぐに申し込み可能
法人だけでなく、クリニックや農家、フリーランスなどの個人事業主でも、起業後すぐにビジネス・カードの申請が可能です。
ただし、法人としてカードを申し込む場合は、会社が本当に存在するかどうかを証明するための書類(登記簿謄本か印鑑証明書)も必要になります。
2. 柔軟な支払い方法を選択できる
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、カードの利用後、「ペイフレックス® for Business」を利用することで、「あと分割」や「あとリボ」に支払い方法を変更できます。そのため、新規事業に向けた先行投資が必要、突発的な出費が発生したという場合も、手元資金残高を加味して、支払い方法を柔軟に選ぶことが可能です。税金の支払いにも対応しているため、資金繰りを調整したい場合など、キャッシュフローの安定にも大いに役立ってくれるでしょう。
支払い方法の変更はオンラインで手軽に行え、必要な時にすぐ利用できるのもメリットです。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネスで選べる支払い方法」
3. 利用金額に応じたポイント獲得
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードでは、利用金額に応じてポイントを獲得でき、貯まったポイントの使い道も豊富です。たとえば、事業で利用する備品の購入や懇親会などで提供する賞品への交換のほか、年会費やカード請求金額の支払いにも充てられます。
獲得できるポイントは支払い額100円ごとに1ポイントとなります(加算対象外または200円で1ポイントの場合もあります)。1,000円以下の端数についてもポイントを獲得できるため、効率的にポイントを貯めることができるでしょう。
参考:アメリカン・エキスプレス「ポイントプログラムの仕組み」
参考:アメリカン・エキスプレス「ポイント加算対象外/200円=1ポイントのご利用」
4. ビジネスを拡大させるサポート
アメリカン・エキスプレスは、ビジネス・カード加入者を対象にしたビジネス・マッチングイベントなど、加入者のビジネス拡大に向けたサポートが充実しています。また、補助金・助成金検索サービスを利用できる特典もあります。
このようなサービスや特典を活用すれば、普段は交流のない業界経営者とのコネクションを確立できる、新規事業の開拓や協業パートナーを得る、自社のPRに役立てる、更なる事業拡大に向けた助成を受けるなど、新たなビジネスチャンスも広がります。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・マッチング」
5. 仕入れにもキャンペーン特典を活用できる
ビジネス・カードは、仕入れに利用することも一般的です。アメリカン・エキスプレスは、医療、飲食、建設といった各種業種に特化した仕入れ先と提携しています。対象加盟店でのカード利用でボーナスポイントを獲得できるキャンペーンなどもあるため、上手に利用することで、お得に仕入れを行うことができます。
参考:アメリカン・エキスプレス「B2B決済deポイント」
参考:アメリカン・エキスプレス「仕入れ関連をサポートする法人向け加盟店のご案内」
6. ビジネスツールの優待や特典
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード加入者は、各種ビジネスツールを優待価格で利用できます。たとえば、パソコンなどの購入時にキャッシュバックを受けられる「デル・テクノロジーズ 優待特典」、全国のコワーキングスペースを予約なしで利用できるサブスクリプションサービス「NIKKEI OFFICE PASS」の割引などです。
【ビジネス・ゴールド・カードで提供されているビジネスツール優待の一例】
- デル・テクノロジーズ 優待特典
- キャッシュレス決済システム「Square(スクエア)」
- ETCカードの年会費、発行手数料無料
- NIKKEI OFFICE PASS
- Yahoo!広告
- 会計ソフト(弥生会計ラインアップ、クラウド会計ソフト freee会計)との連携
- 名刺管理サービス 「Eight Team」
- ビジネス情報調査代行サービス
新規アカウント作成から180日間は、所定の売上にかかる決済手数料が無料になるキャッシュレス決済システム「Square(スクエア)」、インターネット広告の新規契約で広告料金の優待が受けられるなど、さまざまなニーズに応じた優待を利用できます。
参考:アメリカン・エキスプレス「キャッシュレス決済システム「Square(スクエア)」
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」
アメックスのビジネス・カード申し込み時に必要な書類
アメックスのビジネス・カード申し込み時に必要な書類
アメックスのビジネス・カード申し込みは、公式ウェブサイト上からオンラインで行うことができます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
個人事業主/法人で、申し込みに必要な書類が異なるため、それぞれ必要な書類を紹介します。
・個人事業主の場合
個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
本人確認書類として認められるのは、以下の書類です。コピーを提出します。
【本人確認書類一覧】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 各種健康保険証
- 住民票の写し
- マイナンバーカード(個人番号カード)(表面のみ)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
・法人の場合
法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
- 商業登記簿謄本/登記事項証明書のいずれか
法人であっても、代表者の本人確認書類のコピーの提出が必要になります。本人確認書類として認められるのは、前述した【本人確認書類一覧】と同じです。
加えて、商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかを提出する必要があります。オンライン、または、住んでいる地域管轄の法務局で入手するようにしましょう。これらの書類は、法人の実在性を確認するために用いられます。
個人事業主/法人ともに、申し込み後アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。ビジネス・カードは申し込みからカード受け取りまで個人事業主の場合3週間程度、法人の場合5週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申し込みを行うようにしましょう。
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アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
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