ガソリン代は法人カードとガソリンカードのどちらで支払うのがお得?
ガソリン代は法人カードとガソリンカードのどちらで支払うのがお得?
2024/12/13
2024/12/13
社用車やビジネスで車を使用する際、ガソリン代は経費として計上するのが一般的です。一時的に自分で立て替えた場合は、後日、経費清算を行う手間が発生するでしょう。しかし「法人カード(ビジネス・カード)」を活用すれば、経費精算の手間や立替負担の削減だけでなく、ビジネスに役立つ多彩な付帯サービスも活用できるというメリットがあります。
本記事では、個人事業主や中小企業が、法人カードでガソリン代を支払うメリットや注意点について解説します。
法人カード(ビジネス・カード)とガソリンカードの違いとは
法人カード(ビジネス・カード)とガソリンカードの違いとは
ガソリンスタンドでは、「ガソリンカード」と呼ばれるカードも流通しています。そのため、一般的な法人カードでガソリン代を支払うことができるか、気になる場合もあるでしょう。結論として、クレジットカードが利用できるガソリンスタンドであれば、法人カードでガソリン代を支払うことが可能です。
では、どちらで支払った方がお得なのでしょうか?まずは、法人カードとガソリンカードの違いを把握しておきましょう。
・法人カード(ビジネス・カード)
法人カード(ビジネス・カード) とは、個人事業主や中小企業経営者のビジネス全般をサポートするカードで、アメリカン・エキスプレスをはじめとする、クレジットカード会社などが発行しています。ビジネスに関するさまざまな優待を受けられるほか、支払いに応じてカードのポイントを獲得できることが一般的。従業員用の追加カードを発行することも可能です。
ビジネスにかかるガソリン代だけでなく、仕入れや広告費など、幅広い支払いに対応できるのが、法人カードの特長です。たとえば、付帯サービスを利用し、カードの利用情報を会計ソフトと連携させれば、経費の仕分けが自動化できるなど、経費処理業務の削減にも貢献してくれます。ほかにも、ビジネスを促進させる付帯サービスも充実しています。
・ガソリンカード
ガソリンカードとは、ガソリンスタンドの運営会社(石油元売り会社)などが各カード会社と提携して発行するクレジットカードです。主に、ガソリンスタンドでの支払いに特化した優待や割引が受けられますが、基本的に優待や割引を受けられるガソリンスタンドが限定されます。また、割引や優待は受けられるが、クレジット機能がついていないガソリンカードもあります。ガソリンカードには、個人カードのほか、法人ガソリンカードもあります。
▼法人カード(ビジネス・カード)についてはこちらの記事でも解説しています
ガソリンスタンドの利用頻度や活用できる付帯サービスも考慮して選ぶのがおすすめ
ガソリンスタンドの利用頻度や活用できる付帯サービスも考慮して選ぶのがおすすめ
このように、法人カードとガソリンカードは、性質が異なるカードです。
ガソリン代だけでなくビジネス全般の支出を一本化でき、経費精算の効率化をはじめビジネス拡大もサポートしてくれる法人カードと、ガソリンスタンドの支払いに特化したガソリンカード。どちらがお得なのかは、ガソリンスタンドの利用頻度や利用状況、求める付帯サービスで選ぶと良いでしょう。
ガソリン代を法人カード(ビジネス・カード)で支払うメリットと注意点
ガソリン代を法人カード(ビジネス・カード)で支払うメリットと注意点
ビジネスで使用したガソリン代を法人カードで支払うと、経費管理が容易になるなど、さまざまなメリットが生まれます。ここからは具体的なメリット、利用時の注意点について解説します。
・メリット
1)精算業務を効率化し、業務に充てる時間を捻出できる
立替清算が不要になるため、清算処理に費やしていた時間を、本来の業務に充てることができます。従業員への経費支払い業務も不要になり、経理担当者の業務効率改善にも寄与します。
2)会計システムと連携させれば、勘定科目や金額が自動で反映される
カード会社によっては、法人カードと会計ソフトを連携させる付帯サービスを提供しています。法人カードと会計ソフトの連携サービスを利用すると、以下のようなメリットがあります。
- 勘定科目や金額が自動で会計システムに反映される
- 経費の入力ミスや清算・計上漏れを防げる
- 経費の利用状況を迅速に把握できる
経理担当者の業務が軽減されるだけでなく、より正確かつスピーディな経費管理が可能になるでしょう。法人カードを介した支払いは、クレジットカード会社のウェブサイトなどで迅速に利用履歴を確認できるのもメリットです。
3)石油会社やガソリンスタンドに縛られず使用できる
価格の安いガソリンスタンドを選べるほか、土地勘のない場所でもガソリンの小売会社に縛られず、柔軟に利用するスタンドを選べるのも利点です。
4)支払いに応じたポイントが貯まる
法人カードは、利用額に応じてポイントが付与されることが一般的です。獲得したポイントの活用用途はさまざまあり、クレジットカードの年会費の支払いにポイントを利用できるケースもあります。
・注意点
法人カードでガソリン代を支払う際、気をつけておきたい点もあります。
1)社内ルールを定め、周知・徹底する
前述したように、法人カードはビジネスに関する幅広い支払いに利用できます。従業員用の追加カードを発行した場合は、不正利用などの予期せぬトラブルを防ぐためにも、社内ルールを定めましょう。たとえばガソリンスタンドでの支払いについて、以下のようなルールを定めるのも一案です。
- 洗車や点検など、経費として認められる・認められない区分を明確にする
- 給油はガソリンが半量を切ったらなど、給油タイミングを決めておく
- 領収書の提出期限や提出フォーマットを決めておく
2)経理担当者による定期的なチェック
走行距離と支払ったガソリン代が適切か、提出されたガソリンスタンドの領収書、法人カードの利用履歴の定期的なチェックなど、カードが正しく利用されているか確認するようにしましょう。従業員用の追加カードなら、随時利用状況を確認することも可能です。
ガソリン代の支払いは、アメックスの法人カード(ビジネス・カード)で
ガソリン代の支払いは、アメックスの法人カード(ビジネス・カード)で
アメリカン・エキスプレス(アメックス)では、法人カードを「ビジネス・カード」と呼んでいます。アメックスのビジネス・カードは、社用車などビジネスに関するガソリン代の支払いはもちろん、個人事業主や中小企業経営者をサポートする付帯サービスが充実しているため、幅広いビジネスシーンで活躍します。
ここでは、アメックスのビジネス・カードの魅力について詳しく解説します。
1)貯めやすく、柔軟性の高いポイントプログラム
アメックスのビジネス・カードは、利用金額に応じてポイントが貯まります。
ポイントは利用金額100円ごとに1ポイント獲得(年会費など加算対象外、または200円で1ポイントの場合もあります)と、効率的に貯められます。加えて、通常より多くポイントが貯まる加盟店(ボーナスポイント・パートナーズ)も充実。
獲得したポイントは、商品券やさまざまなアイテムとの交換はもちろん、年会費やカードの支払いへの充当、提携航空会社のマイルへの移行など、それぞれのニーズに合わせ、柔軟に活用することができます。
2)年会費・発行手数料無料でETCカードを発行できる
アメックスのビジネス・カードを所持していると、ETCカードを基本カード会員1名につき最大20枚まで、加えて追加カード会員は1名につき1枚まで、年会費・発行手数料を無料で発行できます。
さらにビジネス・カードに紐づいたETCカードなら、以下のようなメリットも生まれます。
・経費処理・計上を効率化できる
ETCカードの利用料金は、ビジネス・カードの利用料金に合算されるため、個別の支払いは不要です。加えて、アメックスのビジネス・カードに付帯されている、大手会計ソフトとのAPI連携サービスを利用している場合は、ETCカードの利用額も自動的に計上されるので、入力作業も不要になります。
・高速道路利用料金もポイント加算の対象になる
ETCカードの利用料金も、ポイント加算の対象となります。
参考:アメリカン・エキスプレス「ETCカード」
3)出張サポートや旅行傷害保険も充実
アメックスのビジネス・カードでは、出張や旅行時も、多彩なサポートを受けられます。
- 旅行傷害保険や携行品損害補償など
- 空港周辺の駐車場を優待価格で予約できる「空港周辺パーキング」
- 対象レンタカーの優待価格での利用
万が一の際の手厚い補償も付帯しています。たとえば、アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードの場合、宿泊を伴う国内出張費用をカードで支払うと、基本カードなら、傷害死亡・傷害後遺障害保険金最高5,000万円の補償が適用されます。出張予約などを、コールセンターに相談することも可能です。
加えて、すべてのビジネス・カードで、空港周辺のパーキングに優待価格で車を預けることができ、レンタカーも優待価格で利用できます。
参考:アメリカン・エキスプレス「旅行傷害保険」
参考:アメリカン・エキスプレス「出張をサポート」
参考:アメリカン・エキスプレス「空港周辺パーキング」
参考:アメリカン・エキスプレス「レンタカー」
▼旅行傷害保険についてはこちらの記事でも解説しています
海外旅行保険はクレカ付帯だけで十分?サポート内容や任意保険も解説
4)さまざまなビジネスシーンで利用でき、支払い方法も選べる
アメックスのビジネス・カードは、ガソリンスタンドだけでなく、多くのビジネスシーンの支払いで活躍します。たとえば、仕入れのほか、固定費の支払い、大型の設備投資などです。
さらに、アメックスのビジネス・カードは、支払い方法も選択できるのが大きな利点です。金額や状況に応じて「ペイフレックス® for Business」を利用し、「あと分割」や「あとリボ」に支払い方法を変更することも可能。手元資金の残高を加味して、支払い方法を柔軟に選べます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネスで選べる支払い方法」
5)ビジネスを加速させる付帯サービスを利用できる
決済ツールとしてだけではなく、ビジネスの成長を支援するさまざまな付帯サービスが揃っているのが、アメックスのビジネス・カードの特長です。
たとえばアメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードには、以下のような付帯サービスがあります。
・キャッシュレス決済を後押しする「Square(スクエア)」の優待
新規アカウント作成から、180日間は所定の売り上げにかかる決済手数料無料
・Yahoo!広告
新規契約で広告料金の優待が受けられる
・「デル・テクノロジーズ」優待特典
対象店でカードを利用すると対象期間ごとに最大7,000円のキャッシュバック
・ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
所定のコース料理を2名以上の予約で、1名分のコース料理が無料
参考:アメリカン・エキスプレス「アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード サービスガイド」
このように、さまざまな角度からサポートしてくれるのが、アメックスのビジネス・カード。自社や事業にマッチしたカードを選び、付帯サービスも上手に活用しましょう。
▼アメックスのビジネス・カードについてはこちらの記事でも解説しています
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)申し込み時に必要な書類
アメックスの法人カード(ビジネス・カード)申し込み時に必要な書類
アメックスのビジネス・カード申し込みは、公式ウェブサイト上からオンラインで行うことができます。
参考:アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード」
個人事業主・法人で、申し込みに必要な書類が異なるため、それぞれ必要な書類を紹介します。
・個人事業主の場合
個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
本人確認書類として認められるのは、以下の書類です。コピーを提出します。
【本人確認書類一覧】
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 各種健康保険証
- 住民票の写し
- マイナンバーカード(個人番号カード)(表面のみ)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
・法人の場合
法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。
- 代表者の本人確認書類
- 商業登記簿謄本・登記事項証明書のいずれか
法人であっても、代表者の本人確認書類のコピーの提出が必要。本人確認書類として認められるのは、前述した【本人確認書類一覧】と同じです。
加えて、商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかを提出する必要があります。オンライン、または、住んでいる地域管轄の法務局で入手するようにしましょう。これらの書類は、法人の実在性を確認するために用いられます。
なお、個人事業主・法人ともに、申し込み後アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。
ビジネス・カードの申し込みから受け取りまでは、不備が無ければ個人事業主で約1週間、法人で約3週間かかります。余裕を持って申し込みましょう。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。
アメリカン・エキスプレス®・
ビジネス・ゴールド・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
個人事業主/中小企業をサポートする、アメリカン・エキスプレスのビジネス・カード
アメリカン・エキスプレスのビジネス・カードは、スタートアップからエンタープライズまで世界中のビジネスオーナーに⽀持されています。