• 経費削減に寄与する割引や経理業務の効率化など、ETCカードを使うメリットは大きい
• ビジネスで使えるETCカードの種類と選び方
• ビジネス向けETCカードの作り方
• ETCカードを作るならアメックスの法人カード（ビジネス・カード）がおすすめ
• アメックスの法人カード（ビジネス・カード）の申し込みはオンラインで可能
• まとめ

ETC（エレクトロニック・トール・コレクション・システム）は、高速道路などの有料道路で、専用ゲートを通過するだけで、認証及び料金の支払いができるシステムです。ETC車載器に対応した「ETCカード」を利用していれば、前述したように、毎回料金所の対応レーンで停止し、利用料を支払う必要がなく、通行料金の割引も適用されます。

数々の恩恵を受けられるETCカードですが、その中でも以下の4点は、大きなメリットだと言えるでしょう。

• 料金所で停止することなく、スムーズに支払いができる
• ETC割引が適用される（割引率は時間帯や日時、通行区間、利用回数に応じて変動）
• ETCの料金請求を月ごとに一括清算できる
• ETCマイレージサービスに無料登録すると、支払い額に応じたポイントを獲得できる（貯まったポイントは通行料金の支払いにも利用可能）

参考： ETCマイレージサービス

ETCカードは、主に3種類あります。

1 ）クレジットカード会社が発行する「法人カード付帯のETCカード」

2 ）ETC協同組合や高速情報協同組合が発行する「法人ETCカード」

3 ）NEXCO東日本・中日本・西日本が共同で発行する「ETCコーポレートカード」

それぞれのカードの特長を整理してみると、以下のようになります。

どのETCカードを選ぶのが良いかは、利用頻度や走行距離によって変わります。特に、ETCコーポレートカードは高速道路の大口・多頻度ユーザー向けに用意されているカードです。そのため、ETCカードの登録は特定の使用者や車両に紐づく、支払保証が必要など、発行するにあたって、発行先が求める要件を満たす必要があります。

では、3種類のビジネス向けETCカードは、どのように入手するのでしょうか。申し込み方法は、ETCカードごとに異なります。

1）法人カード付帯のETCカード

法人カードの会員向け付帯サービスを利用してETCカードを発行する場合は、まず、法人カードに申し込む必要があります。法人カードが発行された後、付帯するカードとしてETCカードの発行手続きをしましょう。

アメックスの法人カードは、「ビジネス・カード」と呼ばれており、ETCカードの申し込みも、オンラインで24時間可能。ビジネス・カードの基本カードは最大20枚まで、追加カード1会員につき1枚まで年会費無料でETCカードを発行でき、下記の紹介ページから簡単に申し込みを行うことができます。

参考：アメリカン・エキスプレス「ETCカード 」

▼法人カード（ビジネス・カード）のメリットはこちらの記事で解説しています

法人カード（ビジネス・カード）の6つのメリットや選ぶポイントを解説

2）法人ETCカード

法人ETCカードは、発行受付をしている組合の公式ウェブサイトから申し込むことができます。

3）ETCコーポレートカードの申し込み

ETCコーポレートカードは「大口・多頻度割引制度」の利用申し込みが承認された場合に発行（貸与）されます。利用申込書をダウンロードし、制度の概要を確認した上で必要事項を記入し、取扱窓口に申し込みます。

詳細は、NEXCO各社（NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本）の公式ウェブサイトで確認しましょう。

法人カード（ビジネス・カード）に付帯したETCカードを利用すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。アメックスのビジネス・カードを例に、紹介します。

・ 基本カード会員はETCカードが20枚まで作れる

前述したように、ビジネス・カードの基本カード会員は、ETCカードを最大20枚まで発行できます。また、追加カードも、1会員あたり1枚のETCカードを発行できます。発行したETCカードは、ETC車載器を設置済みの車であれば、レンタカーを含むすべての車で利用可能です。

・年会費や発行手数料が無料

アメックスのビジネス・カードの場合、基本カード、追加カードともにETCカードの発行上限枚数までなら、年会費、発行手数料が無料です。

・ETC割引やマイレージに加え、カードのポイントも獲得できる

ビジネス・カード付帯のETCカードでも、一般的なETC割引は全て適用され、ETCのマイレージも貯まります。さらに、利用金額に準じたアメックスのポイントを獲得できるのもメリットです。

・経費の立替や精算が不要になる

ETCの利用料金は、ビジネス・カードの請求額に合算されます。ETCの利用料金だけでなく、事業経費の支払いを一元管理することができるため、経費処理の手間を削減できるのも大きなメリット。基本カードでは最大20枚、追加カードでもETCカードを発行できるので、複数の従業員が使用する場合も、それぞれ立て替え精算が不要になります。

上記に加え、アメックスでは、ビジネス・カードを会計ソフトと連携させることも可能です。経費計上も自動化できるため、従業員の経費の立替や精算が不要になるだけでなく、経理担当者の業務効率も格段にアップさせることができます。

さまざまな効率化やビジネスの進展に向けて幅広い付帯サービスが充実しているのが、アメックスのビジネス・カード。カードの付帯サービスを上手に活用し、多彩なメリットを享受しましょう。

▼アメックスのビジネス・カードのメリットについてはこちらの記事で紹介しています

【公式】アメックスの3種類のビジネス・カードの特長を解説

アメックスのビジネス・カード申し込みは、公式ウェブサイト上からオンラインで行うことができます。

参考：アメリカン・エキスプレス「ビジネス・カード 」

個人事業主・法人で、申し込みに必要な書類が異なるため、それぞれ必要な書類を紹介します。

・個人事業主の場合

個人事業主がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。

• 代表者の本人確認書類

本人確認書類として認められるのは、以下の書類です。コピーを提出します。

【本人確認書類一覧】

• 運転免許証
• 運転経歴証明書
• 各種健康保険証
• 住民票の写し
• マイナンバーカード（個人番号カード）（表面のみ）
• 在留カード
• 特別永住者証明書

・法人の場合

法人がアメックスのビジネス・カードを申し込む際には、以下の書類が必要です。

• 代表者の本人確認書類
• 商業登記簿謄本・登記事項証明書のいずれか

法人であっても、代表者の本人確認書類のコピーの提出が必要になります。

本人確認書類として認められるのは、前述した【本人確認書類一覧】と同じです。

加えて、商業登記簿謄本または登記事項証明書のいずれかを提出する必要があるため、オンライン、または、住んでいる地域管轄の法務局で入手するようにしましょう。これらの書類は、法人の実在性を確認するために用いられます。

個人事業主・法人ともに、申し込み後アメリカン・エキスプレスによる入会審査が行われます。ビジネス・カードは申し込みからカード受け取りまで個人事業主の場合1週間程度、法人の場合3週間程度の時間がかかるため、余裕を持って申し込みを行うようにしましょう。

法人カード（ビジネス・カード）に付帯するETCカードを活用すれば、有料道路の割引が適用されるほか、クレジットカードのポイントも貯まります。さらに、ビジネスの効率化を促進させる法人カードの付帯特典も活用できるという強みもあります。ポイントや割引の獲得だけでなく、さまざまな事業効率化を叶えましょう。