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ビザ(査証)とは?パスポートとの違いや必要になる場合の申請方法

ビザ(査証)とは?パスポートとの違いや必要になる場合の申請方法​

Travel

2024/01/17

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2024/01/17

ビザ(査証)とは?パスポートとの違いや必要になる場合の申請方法
ビザ(査証)とは?パスポートとの違いや必要になる場合の申請方法

意外に知らない「ビザ(査証)」について

 

意外に知らない「ビザ(査証)」について

 

留学や仕事などで海外に行く場合、目的や国によって事前に取得する必要があるのがビザ(査証)です。「世界最強」と言われることもある日本国のパスポートの場合、一定期間内の観光旅行が目的ならばビザが免除になる国も多く「海外旅行は何度も行っているがビザについてはあまり知らない」という人も多いのではないでしょうか。

 

今回は、ビザの基本的な概念や種類をはじめ、ビザが必要なケース、海外でビザを紛失してしまった場合の対処法などについてご紹介します。

ビザの基礎知識とパスポートとの違い

 

ビザの基礎知識とパスポートとの違い

 
ビザの基礎知識とパスポートとの違い

・ビザ(査証)とは

 

ビザとは、日本国籍の人が海外へ渡航する際、あらかじめ渡航先の国に申請し発行される「入国許可証」のようなものです。渡航先の国や渡航目的によってさまざまな種類がありますが、以下の2つに大別できます。

 

・非移民ビザ … 観光や仕事、留学などの目的で一時的にその国に滞在することを認めるビザ

・移民ビザ … その国に永住することを認めるビザ

 

ビザは申請したら必ず発行されるものではなく、有効なパスポートを所持していることが大前提のうえ、犯罪に関する前歴があるなど、渡航先国が入国に不適格だと判断した場合は発行されません。

 

渡航先国により観光旅行でも非移民ビザが必要な場合もありますが、日本国パスポートを所持している場合は、一定期間内の観光旅行であればビザが免除されている国が多数あります。そのため日本国籍の人でビザが必要となるケースは、仕事や留学で長期間滞在する、もしくは永住する場合が大半と言われています。

 

渡航に際しビザが必要/免除されるかは、各渡航先国の大使館・領事館ウェブサイトなどに記載されています。渡航前に確認するようにしましょう。

 

参考:外務省「駐日外国公館リスト」

・ビザとパスポートの違い

 

海外へ渡航する際に必ず必要なものにパスポート(旅券)があります。ビザについては前述したとおりですが、パスポートはビザと何が違うのでしょうか。

 

パスポート(旅券)は、政府が自国民に発行する、世界で通用する「身分証明書」です。世界の国のほとんどが、外国人の入国や滞在を許可する条件として、パスポートの携帯や提示を求めます。また、パスポートがなければ海外渡航のほかビザの申請もできません。

 

このように、パスポートは「自分の国籍がある国が発行する、世界で通用する身分証明書」、ビザは「渡航先国が発行する、自国民以外の入国や滞在を認めるために発行される許可証」ということになります。

海外旅行でビザは必要?ビザが必要な場合の申請方法

 

海外旅行でビザは必要?ビザが必要な場合の申請方法

 
海外旅行でビザは必要?ビザが必要な場合の申請方法

・観光旅行の場合

現在、日本国のパスポートの場合は、70の国と地域でビザが免除されています。ビザが免除になる条件は、渡航先国での滞在期間(30日以内、90日以内、180日以内)やパスポートの残存有効期間(3カ月以上、6カ月以上、帰国日まで)など、渡航先国によって異なります。

 

ただし、中国やネパールなど、観光旅行でも事前にビザの取得が必要な国もあります。

 

参考:外務省「ビザ免除国・地域(短期滞在)」

・観光旅行でビザが免除されても、渡航認証が必要な国もある

一定日数内の観光旅行で入国に際してビザが免除されていても、渡航前にオンラインによる「渡航認証の申請」が義務づけられている国もあります。

 

アメリカの場合はESTA(アメリカ電子渡航認証システム)の申請が義務化されており、アメリカに行く飛行機などに搭乗する前までに電子渡航認証を受ける必要があります。費用は21USドル/1人で、乳幼児や未就学児童も必要。申請・承認には時間がかかるため、渡航の72時間以上前に手続きを済ませることが推奨されています。

 

ほかにもオーストラリアやニュージーランド、カナダ(空路で入国する場合のみ)なども事前の渡航認証が必要です。

 

参考:外務省 海外安全ホームページ「査証(ビザ)について」

 

渡航に必要なビザの種類、渡航認証に関しては、事前の通告なしに手続きが変更される可能性もあるので、渡航が決まったら必ず最新情報を確認しましょう。

 

参考:外務省 海外安全ホームページ

・ビザの申請方法や取得までの期間

 

ではビザが必要になった場合、どのように申請すればよいのでしょうか。ビザの申請は、原則として日本国内にある渡航先国の大使館・領事館で事前に行い、一般的に以下の書類提出や手数料が必要です。

 

・申請書(渡航先国の大使館・領事館ウェブサイトなどで入手)

・パスポート

・証明写真(渡航先国によりサイズや規定が異なります)

・手数料

 

上記のほか、航空券予約確認書や、留学の場合は就学期間などを証明できるビザレター、ワーキングホリデービザの場合は一定額以上の資金所持証明などを求められることがあります。また同じ渡航先国でも、渡航目的によって求められる書類の種類が異なる場合もあるので、必ず事前に渡航先国の大使館・領事館で確認をしてください。

 

ビザの申請から発行までにかかる期間も渡航先国によってさまざまで、1カ月ほどかかる場合もあります。余裕をもって申請を行うようにしましょう。発行されたビザは、一般的にパスポートに貼付されます。

 

参考:外務省「駐日外国公館リスト」

海外でビザをなくしてしまったら?

 

海外でビザをなくしてしまったら?

 
海外でビザをなくしてしまったら?

万が一渡航先でビザをなくしてしまった場合、どうしたらよいでしょうか。

 

前述したように、ビザは一般的にパスポートに貼付されるため、多くの場合、まずはパスポートの失効手続き/再発行が必要になります。海外でパスポートの失効手続き/再発行をする場合は、渡航先の日本国在外公館(大使館・領事館)に届出書、警察署が発行した紛失届、日本国籍を所持することを証明できる書類などを提出する必要があります。

 

国により異なりますが、パスポートが再発行されるまで1週間程度は必要と言われています。パスポートが再発行された後に改めてビザ申請の手続きが必要となりますが、ビザの再発行については滞在国やビザの種類により対応は千差万別です。

 

パスポートとビザを紛失し緊急で日本に帰国する必要がある場合、パスポートの再発行を待たずに「帰国のための渡航書」を発行してもらう方法もあります。帰国のための渡航書の申請には、申請書や日本国籍があることを証明できる書類(6カ月以内に発行された戸籍謄本、本籍の記載がある住民票、運転免許証など)、証明写真(縦45mm×横35mm)などが必要。万が一に備えて携行するようにしましょう。また、帰国のための渡航書なので行先は日本のみ。他の国に立ち寄ることはできません。

 

帰国のための渡航書は日本に到着すると失効するため、帰国後に改めてパスポートとビザの再申請を行う必要があります。

 

参考:外務省 海外安全ホームページ「パスポートについて」

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