【2024年版】海外旅行前の準備・持ち物一覧とスマホ海外使用時の注意点
【2024年版】海外旅行前の準備・持ち物一覧とスマホ海外使用時の注意点
2024/01/17
2024/01/17
パスポートからスマートフォンまで、海外旅行の手続きと準備
パスポートからスマートフォンまで、海外旅行の手続きと準備
海外旅行では、国内旅行とは違いさまざまな準備が必要です。パスポートの申請に始まり、スマートフォンやクレジットカード、服装など、必ずチェックしておきたいポイントは多岐にわたります。
旅行前に必要な手続きから持ち物、スマートフォンの設定など、改めて確認しておきましょう。
初めての海外旅行、旅行前に必ず用意しておくべきもの
初めての海外旅行、旅行前に必ず用意しておくべきもの
・パスポート
パスポート(旅券)は、政府がその人の国籍や身分を証明する身分証明書。パスポートが無ければ日本国外に渡航することはできません。有効期間があり、5年間と10年間の2種類です。
パスポートの申請は、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で行います。交付に必要な期間はおよそ1週間と言われていますが、長期休暇前は混雑する可能性もあるので、余裕を持って申請しましょう。
パスポートを取得するには、下記の必要書類を準備してパスポート申請窓口に申請します。
・一般旅券発給申請書(パスポート申請窓口、もしくは外務省のウェブサイトから入手)
・6カ月以内に発行された戸籍謄本
・6カ月以内に撮影された証明写真(横45mm×縦35mm)
・本人確認書類
窓口は平日しか空いていないので、代理人が申請することも可能ですが、申請書は必ず申請者本人が記入する必要があり、本人確認書類も必要です。乳幼児を含む小学生以下の場合は、申請書は親権者が記載することが可能。ただし、小学生以上の場合は自身で「所持人自署」を書く必要があります。
申請書類などに不備がなければ、受理票(受領証)を受け取ります。
交付予定日になったら、受理票(受領証)を持って受け取りに行きましょう。パスポートの受け取りは、必ず本人が行く必要があります。
また、交付されたパスポートを受け取る際、受理票(受領証)に手数料分の収入印紙を貼付する必要があります。手数料は、申請したパスポートの有効期間、年齢により異なります。
・5年間有効 … 計11,000円(12歳以上)、計6,000円(12歳未満)
・10年間有効 … 計16,000円(18歳以上)
受け取ったパスポートは大切な身分証です。紛失しないよう注意しましょう。
また、パスポートは、渡航先国ごとに必要な残存有効期間が定められています。滞在先の国や目的により違いますが、一般的に3~6カ月と言われており、パスポートの取得から旅行まで時間が空いてしまっている場合は、必ず残存有効期間を確認しておきましょう。
・ビザ/電子渡航認証
ビザとは「渡航先国が発行する、自国民以外の入国や滞在を認める許可証」です。日本国のパスポートを所持している場合、70の国と地域では短期間の観光旅行であればビザが免除になります。
ただし渡航先国により、ビザの代わりに事前の電子渡航認証が必要な場合があります。電子渡航認証がないと航空機の搭乗を拒否されたり、入国を拒否されてしまうこともあります。
たとえばアメリカでは、渡航者にESTA(アメリカ電子渡航認証システム)の申請が義務付けられており、渡航より72時間以上前の申告が推奨されています。申請は公式ウェブサイトから行うことが可能で、申請料は21USドルで、支払い方法はクレジットカードのみです。ESTAの申請は大人はもちろん、乳幼児や未就学児童も必要です。
参考:外務省「米国へ渡航される方へ:ESTA(電子渡航認証システム)に申請してください」
参考:Official Website of the Department of Homeland
アメリカ以外にも、カナダやオーストラリアなど電子渡航認証が必要な国があります。旅行が決まったら渡航先国の大使館・総領事館のウェブサイトで渡航認証が必要か確認しましょう。
ビザについてはこちらの記事で解説しています。
・航空券
航空券は、各航空会社や旅行代理店経由で購入するほか、格安航空券などを扱うウェブサイトからも購入ができます。
現在、航空券は「eチケット」という電子チケットです。そのため空港でチェックインする際は、eチケットの控えが必要。eチケットの控えは、航空会社や予約方法などによって名称が異なり、「予約確認書」や「お客様控え」、「旅程表」と呼ばれることもあります。
旅行当日、各航空会社のカウンターでeチケットとパスポートを提示し、搭乗券を発行してもらいます。
・現金/クレジットカード
事前に渡航先国の通貨に両替できる場合は、少額を両替しておきましょう。海外ではチップ文化の国もあるので、細かい通貨を多めに準備できれば安心です。
また、海外ではクレジットカード決済が中心の国も少なくありません。ショッピングやホテルの宿泊料だけでなく、公共交通機関やタクシー、自動販売機など、少額の支払いでもクレジットカードを使用できることがあります。加えて、レストランで食事をした際に発生するチップも、クレジットカードでまとめて支払うことができます。
安全面から考えても、海外で多額の現金を持ち歩くことはおすすめできません。利便性、安全性の両面から、クレジットカードは海外旅行の必需品と言えるでしょう。
クレジットカードの申し込みから受け取りまでの期間は、クレジットカード会社やカードの種類によって異なります。加えて、発行されたクレジットカードは郵送にて受け取りますが、受け取り時に本人確認が必要な場合が一般的です。そのため、申し込み書類に不備があったり、不在でクレジットカードを受け取れなかった場合などは、より長く時間がかかってしまいます。渡航が決まったら早めに申し込みましょう。
・バウチャー
バウチャー(voucher)とは、予約確認書や商品・サービスに対するクーポン券の意味ですが、海外旅行では主に予約確認書としての利用が一般的です。ホテルやツアーを事前予約した際、バウチャーを提示することでチェックインなどの手続きがスムーズにできます。ホテルのバウチャーは渡航先国の入国審査時に宿泊場所を聞かれた際の証明にもなるので、印刷しておくと安心でしょう。
バウチャーが必要なホテルのチェックイン手続きについては、こちらの記事で紹介しています。
海外旅行に持っていくと良い持ち物一覧
海外旅行に持っていくと良い持ち物一覧
海外旅行の持ち物は、優先順位をつけて準備するのがおすすめです。渡航先に関わりなく絶対に必要なもの、渡航先や旅のテーマに合わせてあると便利なものに分けて考えて、用意しましょう。
【絶対に必要なもの】
・パスポート
・ビザ/電子渡航認証(必要な場合のみ)
・現金/クレジットカード
・バウチャー(ホテル、現地ツアーなど)
・衣服、街歩き用バッグ
・日用品
・充電機器/プラグ変換アダプター
・常備薬
・緊急連絡先
・外務省「たびレジ」登録
パスポート、現金/クレジットカード、バウチャーについては前述しましたので、それ以外について解説します。
・衣服、街歩き用バッグ
衣服は、日本ではなく渡航先の気候に合わせたものを用意しましょう。ただし海外では、夏でも冷房の設定温度がかなり低く設定されていたり、昼と夜の寒暖差が激しい地域もあります。忘れずに上着も持参しましょう。
街歩き用のバッグもお忘れなく。防犯のため、ファスナー付きでななめ掛けができるショルダーバッグなどがおすすめです。
・日用品
海外のホテルには、歯ブラシやシャンプー・リンス、髭剃り、浴衣(パジャマ)、スリッパなどアメニティの備え付けが無い場合があるので、使い慣れたものを持参すると安心です。コンタクトレンズの保存液やメガネなども忘れないよう注意しましょう。
・充電機器/プラグ変換アダプター
コンセント(プラグ)の形状は国により違います。そのため、パソコンやスマートフォンなどを充電する場合、海外用の電源プラグ変換アダプターが必要になることもあります。また、電圧も日本と異なる場合が多いので、持参する電化製品・電子機器の対応電圧、渡航先国の電圧を確認し、必要であればプラグ変換アダプターや海外旅行用の変圧器も準備しましょう。
参考:ヨドバシ.com「世界の電源事情一覧 必要な機器が一目で分かる!国別電圧、使用プラグ一覧」
・常備薬
常備薬のほか、頭痛薬や整腸薬、酔い止めなどもあると安心です。現地で購入できる薬もありますが、体に合わない可能性もあるので、なるべく飲み慣れた薬を日本から持参するようにしましょう。
・緊急連絡先
現地の日本大使館や領事館、利用している旅行会社やクレジットカード会社の連絡先については、スマートフォンだけでなく紙のメモにも残すなど、複数用意しておきましょう。スマートフォンやパソコンに登録しているだけでは、故障や紛失時に緊急連絡先が確認できなくなってしまう可能性もあります。
・外務省「たびレジ」登録
「たびレジ」は、日本の外務省が提供するメールサービスです。登録すると現地の大使館/総領事館から、最新の安全情報が日本語のメールで届きます。
参考:外務省「たびレジ」
【あると便利なもの】
・シーンにあわせた服
・国際運転免許証
・日焼け止め、サングラス
・エコバッグ、お土産用のサブバッグ
・トラベル用のネックピローなど
・除菌グッズ、ウエットティッシュ
・ガイドブック、電子辞書
おしゃれなレストランでディナーの予定がある場合はドレスコードに合わせた洋服を、渡航先国で運転する可能性がある場合は国際運転免許証、ビーチに行く場合は日焼け止めなど、渡航先国や旅の目的に合わせた準備も必要です。長いフライトを快適に過ごせるグッズのほか、ガイドブックも必要な場合は持参しましょう。
【必要な場合は持参するもの】
・海外旅行保険 保険証券
・予防接種証明書、PCR検査陰性証明書
旅行前に海外旅行保険に加入した場合は、万が一ために保険証券も持参しましょう。保険会社によっては紙面ではなく、PDFなどの電子証券を採用している場合もあります。
クレジットカードの海外旅行保険については、こちらの記事で解説しています。
海外旅行の保険はクレカ付帯だけで十分?サポート内容や任意保険も解説
また、主にアフリカや南米など熱帯地域の国々では、入国時に黄熱などの予防接種証明書の提示を求められることがあります。渡航先国の予防接種の有無は事前に確認し、証明書を携帯しましょう。新型コロナウイルス感染症について、現在ほとんどの国でPCR検査陰性証明書の提示は必要ありませんが、ごく一部の国では入国時の提示が求められる場合があります。
参考:厚生労働省検疫所FORTHホームページ「海外渡航のためのワクチン(予防接種)」
参考:外務省 海外安全ホームページ「新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国に際しての条件・行動制限措置」
海外でのスマートフォンの使い方と注意点
海外でのスマートフォンの使い方と注意点
海外旅行中にスマートフォンを使う場合、携帯電話会社や契約プランにより対応が変わります。必ず事前に自分が使っている通信事業者に海外での使用について確認をしましょう。
・SIMフリーのスマートフォンの場合
渡航先国で使用できるSIMカードに入れ替えることで、現地の通信回線を使ってスマートフォンを使用できるようになります。SIMカードは旅行前にインターネット通販で購入することも可能ですが、SIMカードを入れ替えると電話番号が変わるため注意しましょう。SIMカードに紐づいた現地の番号を使用することになります。
・キャリアスマートフォンの場合
海外で現地の通信会社の電波を使った通話やインターネット通信ができる、国際ローミングサービスの設定や、海外データ定額サービスへの切り替えが必要です。加入しているプランで国際ローミングが使用可能か、海外でのデータ通信料に関わる契約について事前に確認しておきましょう。
・海外使用時の注意と高額請求にならないポイント
1)不要な音声通話をしない
キャリア回線の海外サービスを使用する場合、海外にいる時には相手から発信した通話(着信)でも、ほとんどの通信会社で着信料が発生します。LINEやMessengerなど、ネットワーク上で音声をやり取りするアプリの場合は、通話料は発生しませんが、データ通信料が必要になります。不要な通話を避けるのはもちろん、通話方法も事前に検討しておきましょう。
2)Wi-Fiを活用する
1日の使用データ量や接続機器数の上限はありますが、事前に海外用Wi-Fiルーターをレンタルする方法もあります。空港やホテル、カフェなどフリーWi-Fiが利用できる場所もありますが、パスワード設定がないフリーWi-Fiはデータ流出のリスクもあるので、注意しましょう。
アメリカン・エキスプレスなら、海外Wi-Fiレンタルサービスなどを優待価格で使用することができます。
3)不要なデータを使わないようにする
アプリやゲームなどの自動アップデートで、気づかないうちにデータを使用していることもあります。自動アップデートを行わない設定にしておきましょう。
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