引っ越し費用の相場は?クレカで賢く支払う方法も解説
引っ越し費用の相場は?クレカで賢く支払う方法も解説
2024/04/12
2024/04/12
引っ越しのタイミングは上手にクレカを活用しよう
引っ越しのタイミングは上手にクレカを活用しよう
まとまった資金が必要になる、住み替えの初期費用。どの程度の予算が必要か、節約できる方法はあるのか、気になるポイントは多岐にわたります。
そこで、賃貸契約の初期費用や引っ越しはどのくらいの費用が必要になるのか、そして、引っ越し後の生活を見据えたうえでクレジットカードを上手に活用するポイントをご紹介します。
引っ越しや賃貸契約の初期費用に含まれる費用とは
引っ越しや賃貸契約の初期費用に含まれる費用とは
引っ越しを伴う住み替えには、引っ越し費用はもちろん、賃貸契約の初期費用などまとまった資金が必要です。一般的に、住み替えに必要な費用は下記の3つに大別されます。
1) 引っ越し(運送)費用 … 3~10万円(ひとり)、8~20万円(パートナーと)
2) 賃貸契約の初期費用 … 家賃の6カ月分
3) 家具・家電購入費用 … 過不足なくそろえるなら30万円程度
住み替えの大部分を占めるのは、「賃貸契約の初期費用」でしょう。目安となる家賃6カ月分(後述)は、たとえば家賃9万円の場合だと54万円。しかし、その他の費用も決して安価ではありません。
では、上記1~3の金額について、それぞれ具体的に掘り下げていきましょう。あわせて、クレジットカードを上手に活用するためのポイントもご紹介します。
【引っ越し】費用は時期やサービスにより大きく変わる
【引っ越し】費用は時期やサービスにより大きく変わる
引っ越しには繁忙期があります。一般的には、進学やビジネスパーソンの異動タイミングが重なる3~4月のほか、ビジネスで第2四半期の区切りとなる9~10月も繁忙期と言われています。この時期は、人員確保などが通常よりも困難になるため料金も割高になり、結果として1.5~2倍以上に料金が上がることもあります。
引っ越しを検討している場合は、まずは複数社に見積もりを依頼しましょう。その理由は、引っ越し料金は各会社の金額の差が大きい場合があるからです。
「引っ越し料金」とひとまとめに考えてしまいがちですが、細分化すると「基本運賃」「実費」「オプション料金」に分けられています。そのうち「基本料金」は国土交通省の「標準引越運送約款」で目安の料金が定められているため、各社で大差はありません。
参考:国土交通省 近畿運輸局「引越料金のしくみ」
参考:国土交通省「標準引越運送約款」
各社の料金に大きく影響しているのは、「実費」と「オプション料金」です。「実費」に含まれるのは、人件費や段ボール箱などの梱包資材費、「オプション料金」はエアコンの取外し/取付けや不用品処理など。当然、運ぶ荷物が多くなったり、ピアノなど人手が必要な家具があればその分費用は上がります。
そのため、少しでも費用を抑えるなら、衣類など自分で運べるものは自分で運ぶなど、引っ越し会社に依頼する分量を減らすなどの工夫が必要。ただし、忙しいビジネスパーソンの場合は、荷造りもお任せすることで準備にかかる時間を削減し、効率を優先するのも一案です。また、少しでも安くしたいからと言って、なんでもかんでも自分で運ぶなど、無理をするのは禁物。家具などの重いものなどは、プロに任せるのが安心です。前もって準備を行い、自分で対応できる範囲を正しく見極めましょう。
・お得に引っ越しをするなら、クレカのキャンペーンをチェック
引っ越し会社は、クレジットカード会社と協力したキャンペーンを開催していることがあります。キャンペーンの内容は、該当のカードを利用することで料金の割引や梱包資材の無料サービスを受けられる、キャッシュバックがあるなどさまざま。繁忙期などは割引率が下がったり適用除外期間になる場合もありますが、引っ越しの予定ができたら、まずはクレジットカードのキャンペーンを確認してみるのがおすすめです。
【賃貸契約の初期費用】一般的には家賃の6カ月分
【賃貸契約の初期費用】一般的には家賃の6カ月分
不動産会社などを通して賃貸契約を締結した場合、契約時に「初期費用」をまとめて支払う必要があります。初期費用に含まれるのは、敷金や礼金、翌月分の家賃など。支払い方法は、基本的に現金や銀行振込です。
【賃貸契約の初期費用に含まれるもの】
敷金 | 家賃1~2カ月分 |
礼金 | 家賃1カ月分 |
前払いの家賃 (入居翌月分の家賃) |
家賃1カ月分 |
日割り家賃 (入居日が月途中の場合) |
入居日により異なる |
仲介手数料 | 不要~家賃1カ月分 |
火災保険料 | 15,000~20,000円程度 |
鍵交換費用 | 10,000~20,000円程度 |
保証会社利用料 (必要な場合のみ) |
家賃0.5~1カ月分 |
敷金 | 家賃1~2カ月分 |
礼金 | 家賃1カ月分 |
前払いの家賃 (入居翌月分の家賃) |
家賃1カ月分 |
日割り家賃 (入居日が月途中の場合) |
入居日により異なる |
仲介手数料 | 不要~家賃1カ月分 |
火災保険料 | 15,000~20,000円程度 |
鍵交換費用 | 10,000~20,000円程度 |
保証会社利用料 (必要な場合のみ) |
家賃0.5~1カ月分 |
現在は敷金・礼金ゼロ、不動産会社に支払う仲介手数料が不要、2カ月フリーレントなどの賃貸住宅もありますが、「敷金(関西より西では保証金と呼ばれることもある)」は退去時の部屋のクリーニング費用や部屋を傷つけた場合の修繕費用として前払いする費用、大家さんへのお礼として支払うのが「礼金」です。一般的に、敷金は退去時の状況により、金額が余れば返金されます。
国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、敷金/保証金があった世帯は58.7%、礼金があった世帯は44.8%と、半数以上の賃貸物件で発生しています。仲介手数料を支払った世帯も49.7%でした。あわせて、敷金、礼金、仲介手数料で支払った金額は、家賃1カ月分という回答が最多です。
参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査」
上記のほか、初期費用として入居前に「ハウスクリーニング代」などが発生する場合もあります。退去時の清掃費などは敷金から捻出されますが、清掃費用が不明瞭なため、返却される敷金についてトラブルが発生することもあり、別途ハウスクリーニング代として清掃費を明確にしているケースもあります。ほかにも、敷金・礼金ゼロの賃貸住宅の場合に発生する場合もあります。
・入居タイミングにより値引き交渉できる可能性も
賃貸住宅への入居も、引っ越しの繁忙期に重なります。そのため、少しでも初期費用を抑えたい場合は、オフシーズンの入居を検討するのも良いでしょう。賃貸住宅では、空室が続くよりも少しでも早く入居してもらいたいと考えることが一般的。そのため、オフシーズンであれば、敷金・礼金の割引交渉に応じてもらえる可能性があります。フリーレント物件は一定期間の家賃を節約できますが、1年以上の契約が必須など所定条件がある場合も多く、条件をしっかり確認しておくようにしましょう。
普段聞きなれない費用が並んでいると、つい確認もおざなりになってしまうかもしれませんが、賃貸契約を締結する際は契約書をしっかり理解することが大切です。初期費用の内訳で疑問点がある場合は、何にかかる費用かを確認するようにしましょう。
【家具・家電】しっかりそろえるなら30万円程度
【家具・家電】しっかりそろえるなら30万円程度
はじめてのひとり暮らしなら、家具や家電をすべて新調する必要があるでしょう。また、パートナーと一緒に暮らしはじめる場合は、ふたりで使用するため買い替えが必要になる場合もあります。
毎日の生活を不自由なく過ごすために必要な家具・家電は、思っている以上にたくさんあります。たとえば、はじめてのひとり暮らしで必要とされている家具・家電は下記です。
【はじめてのひとり暮らしで必要な家具・家電】
洗濯機
冷蔵庫
電子レンジ
照明
寝具
掃除機
テレビ
カーテン
テーブル
必要な家具・家電は、部屋のタイプや生活サイクルによっても違います。家電性能やデザインなどのこだわりによって金額幅も広くなりますが、一般的には家具で5~10万円程度、家電で15~20万円程度が必要と言われています。
大手家電量販店などでは、春の引っ越し繁忙期に合わせて、必要家電をセットにした「新生活セット」を、3点セット(冷蔵庫+洗濯機+電子レンジ)や5点セット(冷蔵庫+洗濯機+電子レンジ+テレビ+掃除機)で販売しています。ほかにも、炊飯器や食器、調理器具、バスグッズなども必要になるでしょう。
家電量販店などではまとめて購入することで割引を受けられる場合もありますが、まずは生活するうえでストレスを感じない最低限の家具・家電を購入し、ライフスタイルの定着とともに増やしていく方法もあります。引っ越し会社と同じく、大手家電量販店もクレジットカード会社と協力してキャッシュバックキャンペーンなどを行っている場合があるので、忘れずに確認してみましょう。
アメリカン・エキスプレス「カード会員様限定キャンペーン」
クレカ払い可能な固定費もある!ポイント獲得の一助にしよう
クレカ払い可能な固定費もある!ポイント獲得の一助にしよう
引っ越し料金や家具・家電購入の支払いをクレジットカードで行うことで、支払い額に応じたポイントを獲得できます。後日貯まったポイントを使って、さらに生活を潤すための家具・家電をお得に購入するのも良いでしょう。
また、賃貸契約の初期費用の支払い方法は現金や銀行振込が一般的と前述しましたが、近年は初期費用の支払いにクレジットカードが利用できたり、毎月の家賃もクレジットカードで支払えるケースも増えてきています。家賃の支払いにクレジットカードが利用できなくても、水道、ガス、電気料金、通信費などの固定費はクレカ払いにすることもできます。
・固定費をクレカ払いにするメリット
さまざまな固定費をクレジットカード払いにするメリットは、カードのポイントを定期的に獲得できること。固定費のなかでも高額な家賃をクレジットカードで支払うことができれば、毎月のポイント獲得にも貢献してくれることでしょう。
ほかにも、振り込みや支払い漏れを防げるのも大きなメリットです。もし家賃の振り込みで振込手数料を負担している場合は、その負担もなくなります。また、アプリを利用して家計管理をしている場合は、クレジットカードを連携させることで自動的に支払額が登録され、細かい入力の手間や入力漏れが省けるのも、利点のひとつでしょう。
・固定費のクレカ払いで注意したいこと
さまざまな固定費をクレジットカード払いにすることは、見方を変えると、毎月一定の利用可能額を圧迫することにもなります。たとえば9万円の家賃をカード払いにする場合、必ず9万円分の利用可能額を残しておく必要があります。また、実際に引き落としが発生するのは、家賃の支払日ではなく、カードの支払日です。支払いタイミングがずれる場合があることも忘れないようにしましょう。
クレジットカードで家賃の支払いができるか、支払い金額に応じたポイントを獲得できるかは、不動産会社や大家さん、クレジットカード会社により異なります。賃貸契約を締結する前に、毎月の支払い方法に関しても確認しておきましょう。
・クレカを作るなら引っ越しのタイミングがおすすめ
引っ越しに合わせて、新しいクレジットカードを作るのもおすすめです。新規でクレジットカードを作ることで、入会特典の対象にもなります。
たとえば新規入会時にボーナスポイントを獲得できる特典がある場合、すべてのボーナスポイントを獲得するには、「入会後〇カ月で〇円以上利用」などの適用条件が設定されている場合があります。まとまった出費を伴う引っ越しに加え、引っ越し後も固定費をクレジットカード払いにした場合は、適用条件をクリアできる可能性も高くなるでしょう。
このように、クレジットカードの入会タイミングは大きな出費が発生するタイミングを見計らうなど、適用される新規入会特典をチェックし、上手に利用することもポイントです。
アメリカン・エキスプレス「アメックスのクレジットカード一覧」
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アメリカン・エキスプレスは、日常のあらゆるシーンで役立つサービスや補償をご用意しています。
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