海外での虫垂炎(盲腸)治療費の都市別ランキングと手術以外の費用
海外での虫垂炎(盲腸)治療費の都市別ランキングと手術以外の費用
2024/03/29
2024/03/29
海外での治療費、日本と比べ10倍になる場合もある!
海外での治療費、日本と比べ10倍になる場合もある!
「海外の医療費は高額だから、海外旅行に行く際は海外旅行保険に加入するのがおすすめ」と言われていますが、実際海外で治療を受けたらどのくらいの金額になるのでしょうか。実は一般的に海外で医療機関にかかった場合、海外旅行保険に加入していたとしても、まずは現地で治療費の全額を支払う必要があり、治療費を支払えないと判断された場合は診察すらしてもらえない場合があります。
今回は、いつ発症するか分からない虫垂炎(盲腸)の治療費について、日本人の旅行先として人気の海外の都市ではどのくらいの費用が発生するのか、ランキング形式でご紹介。海外で病院にかかる際に知っておきたい基礎知識を身に着けておきましょう。
世界の主要都市別「虫垂炎の治療費」TOP10
世界の主要都市別「虫垂炎の治療費」TOP10
性別や年齢に関係なく発症すると言われる、急性虫垂炎(盲腸)。虫垂に炎症が起こり、時間の経過とともに悪化、痛みに加え、吐き気や発熱の症状が現れることもあります。
症状にもよりますが、日本の場合、手術費や入院費、入院中の治療費などの合計は一般的に40~60万円程度(実費)と言われており、入院は2日~程度。症状によっては日帰りの場合もあります。健康保険が適用され3割負担の場合の治療費は、12~18万円程度という計算になります。
では、同じく虫垂炎の治療をした場合、海外ではどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
まずは、日本人が旅先として訪れる頻度の高い主要都市の中から、治療費が高額になる可能性がある都市TOP10を見てみましょう。
【虫垂炎の手術費用】
国名 | 虫垂炎手術の治療費 | 平均入院日数 |
アメリカ(ホノルル) | 約320万円 | 2~3日 |
シンガポール | 約110~170万円 | 2日 |
イタリア(ローマ) | 約150~160万円 | 2日 |
中国(北京) | 約8~160万円 | 3~7日 |
イギリス(ロンドン) | 約90~140万円 | 2~3日 |
フランス(パリ) | 約110万円 | 3日 |
タイ(バンコク) | 約90~110万円 | 3日 |
オーストラリア(ゴールドコースト) | 約100万円 | 3日 |
アメリカ(グアム) | 約40~80万円 | 3日 |
カナダ(バンクーバー) | 約80万円 | 2日 |
国名 | 虫垂炎手術の 治療費 |
平均 入院日数 |
アメリカ (ホノルル) |
約320万円 | 2~3日 |
シンガポール | 約110~170万円 | 2日 |
イタリア(ローマ) | 約150~160万円 | 2日 |
中国(北京) | 約8~160万円 | 3~7日 |
イギリス (ロンドン) |
約90~140万円 | 2~3日 |
フランス(パリ) | 約110万円 | 3日 |
タイ(バンコク) | 約90~110万円 | 3日 |
オーストラリア (ゴールドコースト) |
約100万円 | 3日 |
アメリカ(グアム) | 約40~80万円 | 3日 |
カナダ (バンクーバー) |
約80万円 | 2日 |
※参考:ジェイアイ傷害火災保険株式会社「海外での医療事情」
※日本人旅行者が利用することが多い私立の医療機関を中心に調査しているため、その国一般の相場と異なる場合があります。
症状や医療機関、治療方法により変動しますが、TOP10のほとんどの国で100万円を超える治療費が発生する可能性があります。なかでも日本人旅行者に人気の旅行先、ハワイ・ホノルルの場合は治療費だけで300万円超になる可能性があり、日本の10倍以上です。
なぜこんなに日本と海外で治療費に差が出るのかというと、基本的に海外では、日本のような診療報酬(保険診療の場合に医療行為などの対価が定められている)ではないのも理由のひとつです。国や都市により医療制度や医療費の考え方が違いますが、海外では医療に対する規制が少ないため、医療機関ごとに医療費を決めることができる自由診療が多く、同じ治療を行ったとしても、受診する医療機関により費用が大きく異なることが多いのです。
海外では救急車も有料?治療費以外の費用が掛かる場合も
海外では救急車も有料?治療費以外の費用が掛かる場合も
医療機関を受診する場合、治療費以外にも費用がかかります。
たとえば、初診料。日本も同じですが、初めてかかる病院の場合に発生する費用です。また、入院が必要になった場合は1日ごとに部屋代もかかります。個室か相部屋かにもよりますが、ホノルルでは個室の場合約26~約80万円/日と言われており、入院期間中に検査や診察が発生すればその費用が、投薬治療を行う場合は薬剤費も必要です。加えて海外では、ドクターと日本語で意思疎通ができない場合に、医療通訳費を請求されることもあります。
仮にホノルルで虫垂炎の治療を受けた場合、最大で下記の治療費がかかってしまう可能性があります。
21,000円(初診料)+3,151,800円(虫垂炎の治療費)+2,364,000円(入院3日間)
=5,536,800円
前述したように、治療費の支払い能力がないと判断されてしまったら、治療を受けられない可能性もあります。クレジットカードの付帯保険や海外旅行傷害保険などで治療費を補償してもらえるとしても、保険金を受け取れるのは、帰国後。現地で保険金を受け取ることはできません。
・海外では救急車も有料の場合がある
ほかにも日本と海外で大きく違うことがあります。そのひとつが、救急車が有料な場合がある、ということです。
土地勘のない海外で体調が悪いなか、公共交通機関やタクシーを使って病院に移動するのは大変です。救急車を呼んでもらって一刻も早く病院に……と思っても、たとえばホノルルの場合は84,000円、中国・北京では31,000円かかると言われています。エリアによっては、同乗する救命士の人数や走行距離によっても金額が変動する場合もあり、救急車の場合は搬入先の病院を指定できないこともあります。
一刻も早く医療機関に行く必要がある場合は躊躇せず連絡するべきですが、海外では救急車を呼ぶにしても日本とは違うことを理解しておきましょう。
このように、海外の医療機関のシステムは日本とは大きく異なります。そのため、海外旅行に行く際は、クレジットカードに付帯した海外旅行傷害保険が適用される条件(旅行代金などを対象クレジットカードで支払う必要がある利用付帯など)や、さらに追加で、任意の海外旅行保険に加入するのがおすすめです。
クレジットカードの海外旅行傷害保険についてはこちらの記事で紹介しています
クレカの付帯保険とは?自動/利用付帯の違いや補償内容や期間を解説
海外旅行保険はクレカ付帯だけで十分?サポート内容や任意保険も解説
アメリカン・エキスプレス「海外旅行保険」
海外旅行中の不安に寄り添う、アメックスの緊急支援サービス「グローバル・ホットライン」
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旅行前にしっかり海外旅行傷害保険に加入しておくことも大切ですが、アメリカン・エキスプレスのカード会員なら、カードを所持しているだけで海外旅行中でも心強いサポートを受けられます。
海外で体調不良などのトラブルが発生してしまうと、不安になるのも当然です。信頼できる病院はどこにあるのか、母国語以外でドクターと正確なやり取りができるのか、現地で支払う治療費はいくらになるのか……。考えはじめると不安は尽きないでしょう。
そんなトラブル発生時に心強いサポートをしてくれるのが、アメリカン・エキスプレスの「グローバル・ホットライン」。24時間365日、世界中のほとんどの国から通話料無料の電話(またはコレクトコール)で問い合せをすることができます。さらに日本語で対応してもらえるため安心です。
グローバル・ホットラインは、アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードをはじめ、アメックスのベーシックなカードの本会員と家族カード会員が利用できるサービス。ゴールド・カードやプラチナ・カードの場合は、より充実したサポートが受けられます。
グローバル・ホットライン対象カード、各国からの電話番号はこちらをご確認ください。
アメリカン・エキスプレス「グローバル・ホットライン」
家族カードについてはこちらの記事で紹介しています
・海外で体調を崩したら……グローバル・ホットラインで受けられるサポート
たとえば体調不良でグローバル・ホットラインに電話したら、どのような支援をしてもらえるか、具体的にご紹介します。
・近隣エリアにある信頼できる医療機関の紹介
・電話による簡単な通訳サービス(ビジネスに関わる内容を除く)
・航空券やローカル・ツアーの変更
・通訳派遣のアレンジメント
・カードに付帯する海外旅行傷害保険の問い合わせ
グローバル・ホットラインを利用して医療機関を紹介してもらえれば、信頼できる医療機関にかかることができます。海外では治療費も医療機関ごとに設定されていることが多いと前述しましたが、アメリカン・エキスプレスから紹介される医療機関であれば、著しく高額な医療費も回避できるでしょう。総合病院を紹介してもらいたいのか、それともクリニックで大丈夫なのかなど、症状に合わせた相談を日本語でできるため、落ち着いて対応を考えることができます。
体調を崩し、翌日以降のスケジュールを変更しなければならない場合、航空券の変更やローカル・ツアーのキャンセルなどの対応も必要です。このような調整は同行者が行うことが多いかもしれませんが、グローバル・ホットラインに相談すれば、スケジュール変更の調整なども代行してもらえるので、同行者の負担を減らすこともできます。
ほかにもクレジットカードに付帯している保険の補償範囲などを事前に確認したり、帰国後は保険金請求についてのサポートもしてくれます。
いくら海外旅行に慣れている人でも、体調がすぐれない時は、普段と比べ判断力も低下し、さまざまな調整ができないのは仕方のないことです。サポートしてもらえることはできる限りお願いし、自分は復調に集中できる環境を整えることができます。
・まだある!グローバル・ホットラインのサポート
グローバル・ホットラインは、体調不良時だけでなく、さまざまな角度から海外旅行をサポートしてくれます。
・航空券の変更
・宿泊施設の紹介や予約
・ローカル・ツアーの予約や取消
・レストランの案内や予約
・パスポートや所持品の紛失・盗難時のサポート
所持品紛失などのトラブルが発生してしまった場合も、まずは現地でどう対応したらよいか、補償を受けるのに必要な証明書をどのように入手したらよいかなどのアドバイスを受けることができます。
トラブル以外にも、気になるレストランやリムジン・サービスの予約をはじめ、海外旅行を120%楽しめるサポートをしてくれるのが、グローバル・ホットラインです。記念日の旅行であれば、フラワー・デリバリー・サービス手配の相談もできるなど、忘れられない旅行の演出なども相談することが可能です。
グローバル・ホットラインの電話番号は各国ごとに違い、クレジットカード裏面に記載してある番号とも異なります。海外旅行に出かける際は、必ず事前に訪問する国の電話番号を控えておく、またはウェブページをブックマークしておきましょう。
また、アメリカン・エキスプレスには、グローバル・ホットラインに比べ、よりサービス内容を発展した「オーバーシーズ・アシスト」というサービスもあります。オーバーシーズ・アシストの対象カードなどは、アメリカン・エキスプレス公式ウェブサイトでご確認ください。
アメリカン・エキスプレス「オーバーシーズ・アシスト」
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